新年あけましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします。
さて、 会津にはかつて「会津だるま」があったことをご存知でしょうか。
会津若松を中心にかつては伝統的に「会津だるま」が作られていました。体が少し細長く、胴には宝珠(宝の玉)を抱いた意匠が特徴です。目入りのだるまで、悪いものが寄り付かないように、睨みをきかせています。
かつては会津も県内のだるま生産地の一つとして知られ、会津では正月の初市で多くこのだるまが売られました。
戦前の有名な収集家・木戸忠太郎(木戸孝允の養子)のだるまコレクションにも大正期の会津だるまが残されています。しかし年々製作者が少なくなり、現在ではこのだるまを作る人もいなくなってしまいました。
今回、当荒井工芸所では、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターと福島県立博物館の協力のもと、会津だるまを復活させました。再び世に出た「会津だるま」をどうぞご愛顧ください。
会津だるまは、会津最大の初市「十日市」が開かれる1月10日(月・祝)より、当店舗にて販売を開始いたします。ぜひお越しください。
皆様に福が訪れますように。